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インプラント

インプラントの歴史は、今の形になってからもだいぶ長くってきています。

1965年には現在のようなチタン製スクリュータイプのインプラントが報告されて以降、優れた長期の臨床成績が発表され、世界中で承認、使用されてたくさんのメーカーから次々に発売されるようになりました。

ただ、まだ世間の目は厳しいこともあります。

ニュースで時々失敗だったといった症例が出てくるからだと思いますが。

外科治療を得意としているからかもしれませんが、正直親知らずを抜歯するほうが技術的には難しいですし、リスクがあります。

​あと、入れ歯にはない噛める感触、ブリッジのように周りに負担をかけないとメリットが多い治療方法だと思います。

​インプラント

インプラントは、まず下部のネジ(フィクスチャー)部分とその上で部分で分かれます。

まずは、このネジ部分を骨に植える手術をします。

​その後、このネジ部分が骨とくっつくのを待ってから、その上の部分を作ります。

​上の部分は、セメント材でくっつけるタイプとさらにネジでとめるスクリュータイプの2タイプが主で、症例によって使用するタイプが違います。

ALL‐on‐4

allon4.jpg

​歯が1本もなくなってしまった症例で、取り外しもせず、よく噛める状態にした。ただ、最小限のネジ部分(フィクスチャー)にしたいと言った要望から生まれた技術です。

​4つである必要はないですが、最低限の打ち込みで、全ての歯を支えることができるため、完成したのちの総入れ歯からの噛みごごちの変化に皆さん驚きます。

オーバーデンチャー

同じく歯が1本もなくなってしまった症例で、インプラントを奥歯の部分に埋め込むだけの骨がない症例が適応となります。総入れ歯はひっかかる部分がないため、吸盤のようにくっつく力しかありません。そのため、良く外れると悩まれることが多いです。そんな時に、支えるというよりひっかかる部分をインプラントで作ってあげる方法です。なので、噛みごごちは総入れ歯とあまり変わらないかもしれませんが、装着感というか安定感がだいぶ上がります。

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